【レビュー】ITパスポート過去問
地方都市在住の元SE、2児の母です。
仕事で参考にしたついでに、ITパスポートの過去問をやってみました。
あれです。
上峰亜衣ちゃんが笑顔で迎えてくれる、あれ。
本試験は平成24年(2012年)からCBT方式で、
他の試験みたいに一斉受験ではないので、
過去問といっても、過去問からの標準出題例の抽出、みたいなもんですけど。
過去問はここからPDFでダウンロード。
解答もありますが、解説はない。
100問あり、制限時間は120分、とのこと。
途中、睡魔と闘いながら、チャチャっと40分くらいで終了。
結果はこんな感じで
ストラテジ系 34問中24問(70.5%)
マネジメント系 21問中15問(71.4%)
テクノロジ系 45問中40問(88.8%)
合計 100問中79問
まぁ、これなら確実に合格ライン乗ってるよね、という感じ。
本当は8割以上いっときたかったんですが、眠いし、面倒だし、計算問題は苦手なのでさっくり捨てたりしました(言い訳)。
正確な合格基準はもちょっと面倒で、
3つの分野において、それぞれ1000点満点中300点以上をとり、
かつ、
全体を通した総合評価で1000点満点中600点以上をとる
といった条件になってますが。
と、ここまでが前置きで。長いわ、前置き。
これ、誰が、何のために受けるんでしょうね。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべき
ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
って仰るんですが。
解いてて、ずーっと謎だったんですよ。
わたしは、社会人になってからプログラマに転職した時、手っ取り早く体系的にシステム系の知識を得る目的で、基本情報技術者の勉強をして、受験して、とりました。
その後も、応用情報をとったり、高度試験に落ちたり(w)しているので、下地はあるんですよね。
だから、iパスの問題見ても、要するに下位互換で、解けるわけですが。
受験者の43%が学生。
しかも26%が10代。
商業系や情報系の高校生や、専門学校生、大学生なんかがけっこう受けてるんでしょうが、これ、勉強するのけっこう大変じゃないですか?
「バックドアについて正しい記述はどれか」とか言われても、こういう層は日常生活で使わないじゃないですか、バックドアなんて。車の後ろのドア?みたいな。
委託や受託がどうこういわれても、法律知識もまだ無かったりするわけじゃないですか。
その状態で勉強して、受かるのって、けっこうたいへんだろうなぁ。
確かに、PCを使ってインターネットに接続してする仕事は多いですし、そういう人たちがこういった情報リテラシーを持っていることは、悪いことではないと思いますよ。
ましてや、たくさんのPCやスマホ、環境が日常的にサイバー攻撃の脅威にさらされているご時世、ITというものがどういう仕組みでどうなっていて何がリスクなのかを多くの人に知ってもらう、そりゃ、いいことかもしれません。
でもねぇ。
職場の若い子たちを想像してみると、イチから勉強しなきゃいけないし、ジャンルも範囲も広いから、かなり暗記しなきゃいけないし(今回の過去問、さすがに数年前のに載ってた2進法の問題は無くなっていましたが)。
半年くらいはちゃんと勉強しないと受からないのでは?と思う。。。
(人によりますよ、もちろん)
誰ががんばってるんだろう、これ。
ちなみに、
がんばって勉強して、ちゃんと受かることに、メリットはあると思っています。
基本情報の試験も、意味ないよ、なんて言われることもありますが、
業務上でも、役に立つと実感することあります。
その辺りはまた今度。