Hello, World

野良SEにエサを与えないでください

いつか終わる って言うけどさ

地方都市在住の元SE、2児の母です。

 

元SEで、じゃぁ今は何をやってるのかというと、総務でITとか知ってる方がズムーズな業務なんかを担当しています。

 

1人目の出産後と比べて、今、劇的に変わったなと思うのが、「時間軸」。

 

「つわりは、いつか終わります」

「授乳は3時間おきですが、徐々に感覚が開いてきます」

「夜泣きは、そのうち終わります」

などなど「いつか終わる」シリーズってけっこう多いんです。

でも、夜中に3時間置かずに泣いて授乳して、下ろすと泣くから抱っこしたまま座ったまま、真っ暗闇で眠さで泣きそうになっている(いや、泣いている)真っ只中は、「いつか終わる」で片付けられるモノでは到底ありませんでした。

外にも出られず、食べたい物も食べられず、行きたいお店にも行けない日々の最中で、「いつか子どもが大きくなったら行こう」で納得できるほど心の余裕はありませんでした。

 

それが、今、「いつか終わる」が悠長に待てます。

「子ども達がお行儀よく食事できるようになったら、あのお店行こうね」

「もうちょっと大きくなって楽になったら、挙式&新婚旅行で行ったハワイに家族で行こうね」

「子ども達が小学生になったら、あのテーマパークへ行こうね」

「子ども達が独立してったら、夫婦でゆっくり旅行行こうね」

などなど、いつとも知れぬ約束を夫婦でたくさんして、そして今はどこへも行かない。そんな日々を送っています。

 

なぜ変われたのか、というと、2人目の産後が「躁」状態だったからかもしれません。

1人目の産後は、完全にマタニティブルーで、産後鬱に片足突っ込んだ不安定さでした。

一転、2人目の産後は逆の「躁」。赤ちゃんはかわいいし、生きてるってすばらしいし(出血多量で輸血しまくり1日ICUに入ってた)、病院は快適だし、ごはんはおいしいし、世の中はすばらしかった。しかも、2人目は夜泣きも少なくて、昼寝もよくするし、ニコニコとかわいくて雰囲気から癒し系だった。

輸血で血が入れ替わって性格変わった、という意見もあるくらい。

 

今、1人目の産後で辛かった自分に声を掛けるとしたら、

「いつか終わる」

とは、言えないです。その言葉は、当時の自分を突き放してしまうし、言われても余計に辛くなるだけだったから。

だけど、それでもやっぱり、子育てのあれやこれや辛いことは、

「いつか終わる」

んです。

本当のことを言うことが、相手にとって幸せとは限らないですからね。